【受講生の声】「お帰り」が言える働き方へ。看護師から自宅サロン開業「赤ちゃんのお爪の切り方講座」をリリース。5足のわらじを履くママキュアネイリスト®。

井上由樹さん 40歳 元看護師
マスターマインドコース

石川友迦先生を知ったきっかけ

介護美容研究所で先生がネイルの講座を担当されていて、それが先生との出会いです。

なぜキュアネイリスト®アカデミーに入ろうと思われましたか？

「健康寿命を伸ばす」という理念が私のやりたいこととぴったりはまっていました。石川先生からもっと学びたいと思っていたのでアカデミーのことを聞いた時は即決でした。

キュアネイリスト®アカデミーに入る前はどのようなお仕事をされていらっしゃいましたか？

看護師です。2021年に看護師を辞めて、訪問美容で独立しようと介護美容研究所で学びはじめました。

看護師を辞めるご決断は勇気が要ることのように思いますがいかがでしたか？

私はおじいちゃん、おばあちゃんっ子だったのですが、祖父母の介護を十分に看てあげられなかったんです。6年前の祖母が亡くなる頃に母が認知症を患っていることがわかって、4年前には父が胃がん宣告をされました。

余命1ヶ月のところ半年頑張ってくれましたが、看護師、子育て、介護で本当に忙しい毎日でした。

母は現在施設に入っていますが、「私がしてあげられることって、もっとあったんじゃない？」という思いがずっと残っていて、訪問美容のことを知ったときに看護師を辞めてこれをやろうと思ったんです。

安定した収入以上に強い気持ちをお持ちだったんですね。ご主人の反応はどうでしたか？

主人は最初、話を聞く耳も持ってくれませんでした。「生活はどうするの？」とそればかりで……それでも、1週間から10日ほど粘って話し続けていたら、ある時「子供たち見てるから、行ってくれば」と送り出してくれました。

女性の起業においてパートナーの理解は欠かせませんよね。キュアネイリスト®アカデミーに入る前にどのようなことで悩んでいましたか？

ひとつ目は、介護美容研究所で学びましたが、ケアについてたくさんの疑問が湧いてきて、もっと技術と知識を学びたいと思っていました。

ふたつ目は、サロンをオープンしましたが、学びながらだったので最初は価格を安く設定していました。そのことでも悩んでいました。

実際に受講してみて、良かったこと変わったことがあればお聞かせください

キュアネイリスト®アカデミーは技術だけでなくビジネスも学べます。技術を学ぶと、あれもしてあげたい、これもしてあげたいと自分本位に考えてしまいがちですが、お客様の望みを叶えて差し上げることがサービスの本質であること。お客様ファーストの視点で気づかされることが多くありました。

技術に自信がないと価格を低く設定してしまいがちなのですが、「低い価格の設定は自分の価値を下げる」。と教えていただきました。ですので、どうしたら自分の価値を上げることができるのか、石川先生からセルフイメージのつくり方まで学び、少しずつ変わってきたと思います。

今はどんな働き方をしていますか？

• 自宅プライベートサロンでネイルケアとフェイシャルエステサロン
• スポーツトレーナー専門学校にて疾病学の外部講師
• 赤ちゃんのお爪の切り方講座
• 赤ちゃんのお爪の切り方講座の講師養成講座
• 訪問美容で介護施設でネイルケア

すごいご活躍ですね！ここまでどのようにお仕事に繋げて来られたのでしょうか？

2022年の2月に開業届を出し、4月にサロンをオープンしました。訪問美容のお仕事は自分で施設に営業に行きお仕事をさせていただけることになりました。

1人で始めるのは勇気がいりませんでしたか？

1人ではここまで辿り着けなかったと思います。キュアネイリスト®アカデミーで石川先生が常に背中を押してくださったので今があります。

アカデミーの他の受講生さんたちにもとても助けられました。メニューや価格の設計から営業方法、講座の構築などたくさんのアドバイスをいただきました。

看護師時代と今ではどのような違いがありますか？

看護師時代はやることも明確でタイムスケジュールを組めばそれに従ってこなせば良かったのですが、独立してからは時間の使い方を自分で管理しなければなりません。

最初はコントロールが上手くできずに詰め込みすぎていましたが、今はだいぶ落ち着いてきました。

看護師時代は、仕事、介護、子育て。「楽しい思い出は何？」と、思い出せないくらい忙しい毎日でした。

1番下の子はいつも延長保育で迎えに行くと1人ポツンと待っている状況。保育園の先生に「ママ、時間つくってますか？」と言われて……その言葉が胸に突き刺さることも。

でも、当時は本当に時間がなくて「だから、保育園に預けているのに！」と内心、先生の言葉に苛立ちさえ感じるほど気持ちに余裕がありませんでした。

1番の違いは子供にお帰りが言える環境になったことです。子供が「ママー！ただいまー！」と大きな声で駆けてきて、「ママいるー！」と嬉しそうにしてくれます。ママになって13年やっとここまでこれました。本当に働き方を変えて良かったなと思いますね。

看護師時代は忙しい状況を子供たちもわかってくれていて、だから、甘えられなかったとも思います。子供達なりに気をつかってくれていたのかなとも思います。

私自身、子供の頃は両親が家にいなくて寂しい思いをしていたから、自分が家庭を持ったら子供にはそんな思いをさせないようにと思っていたのに、結局同じ状況になっていたな……と。

本当は、家族ともっと一緒にいられる生活を誰よりも私自身が望んでいることに気づきました。

今後どのような活動をされる予定ですか？

サロンや「赤ちゃんのお爪の切り方講座」を通して子育てや介護の悩みに寄り添いたいです。

頑張るママは心のコップに水が空っぽなことに気がついていない人が多いから、私が経験したきた子育てや介護のことが少しでもお役に立てたら嬉しいです。サロンや講座という場を通して少しでも心を潤してあげられるような存在になれたらと思います。

赤ちゃんのお爪の切り方講座では講師として独立したい方に新しい働き方もご提案できますし、想いに共感してくださる方とご一緒できると嬉しいです。

介護はされる側だけでなく、介護をする側へのケアも必要だと考えています。ケアは指先や爪へのアプローチだけではなく、心のケアも大切に考えています。

介護美容でケアをご提供していますが、心が整わないとおしゃれをしたいとか、ネイルケアをしたいとも思えないものですよね。心を整えるためには人との関わりが欠かせません。

だから、これからもお客さまに丁寧に関わっていこうとと思っています。

石川友迦先生について

石川先生は最中を押してくれる方です。一人ではここまで来れませんでしたね。

井上由樹さんInstagram
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