差別化戦略に!訪問介護×ネイルサービス導入で利用者満足度UP

「介護の仕事は好きだけど、ネイルにも興味がある」
「もっと介護の仕事でできることを増やして利用者様に喜んでもらえる方法を知りたい」

このように考えている方は、ネイルサービスを導入するのがおすすめです。

訪問介護のネイルケアで指先がおしゃれになれば、利用者様に笑顔が生まれ、満足度アップにもつながります。

しかし、むやみにネイルサービスを取り入れても「イメージと違った」と後悔する可能性もあるので、あらかじめネイルケアについて理解を深めておくことが大切です。

そこで本記事では、訪問介護でのネイルケアについて概要やメリットを紹介します。訪問介護でネイルサービスを導入する際の注意点や料金の目安も解説するので、ぜひ、参考にしてくださいね。

目次

訪問介護でのネイルケアとは?

訪問介護でのネイルケアとは、ネイルサロンに行くのが難しい方に向けて、自宅や施設にネイリストが赴いてネイルケアをする訪問美容のことで、高齢者に簡単なネイルケアやマニキュアを塗ります。

ネイルケアの施術内容は、以下の通りです。

  • 爪磨き・甘皮処理・爪切り
  • マニキュアタイプのネイル
  • ハンドトリートメントなど

ネイルサロンで施術するようなジェルネイルや細かいパーツを使った複雑なアートは、時間がかかったり、利用者様が誤飲したりする可能性があるため原則実施しません。

なお、マニキュアなどを使わず、爪磨きやハンドトリートメントのみを施術する場合もあります。

訪問介護でのネイルケアは10〜30分の施術時間が一般的で、利用者様の負担を減らしながらサービスを提供できるのも特徴です。

ネイルケアで期待できる効果

訪問介護のネイルケアは、「爪や手がきれいになる」といった単なる美容ケアではなく、健康効果を見込めるのがポイントです。

訪問介護のネイルケアでは、具体的に以下のような健康効果を期待できます。

項目内容
身体的な効果・血行促進
・脳の活性化
・認知症の予防・症状緩和
・むくみの軽減
精神的な効果・リラックス効果
・自己肯定感の向上
・ストレス解消など

身体的な面では、指が使いやすくなったり、切りっぱなしの爪によって皮膚に傷がつくのを軽減したりする効果も期待できます。

また、精神的な面では、リラックス効果以外でも、整った指先を見ることで自己肯定感がUP、傷の軽減によるストレス緩和などの様々な効果が期待できます。

ネイルケアが認知症の症状緩和を見込めるのは、コミュニケーションをベースにしたケア方法である「ユマニチュード」とネイルケアの施術方法が調和するためです。

ユマニチュードとは、「見る・話す・触れる・立つ」の動作から「あなたは大切な存在である」ことを伝えるケア方法で、ネイルケアの施術との共通点が多くあります。

施設に訪問した際には、「ネイルケアをしてもらうようになってから夜間のナースコールが軽減した!」というお声もいただきました。

利用者様の満足度アップに加えて、上記のような健康効果が期待できるのはネイルケアの大きな魅力ですよね。

訪問介護でネイルケアをするメリット

訪問介護でネイルケアをするメリットは、以下の通りです。

  • 利用者様の満足度が向上する
  • 嬉しいお声をいただけて自分も満足度が上がる
  • サービス面で他の事業所との差別化を図れる

爪磨きやハンドトリートメントなどネイルサービスを提供すると、爪が美しくなることで利用者様に笑顔が生まれ、満足度が上がります。また、直接利用者様から感謝のお声をもらえるため、やりがいをもって仕事に取り組めます。

さらに、訪問介護のネイルケアに取り組む事業所はあるものの数が少なく、ネイルサービスを導入すれば、サービス面で他の事業所との差別化を図れるのも魅力です。

近年では高齢者の「美」への意識の高まりとともに、ネイルケアのニーズも増加しているため、ジェルネイルなしでビジネスにしている方も増えています。

訪問介護でネイルサービスを導入する際の注意点

訪問介護でネイルサービスを導入する際の注意点は、以下の通りです。

  • 必要な資格や許可
  • 衛生管理の徹底
  • 安全対策

失敗を回避するためにも、注意点を踏まえてネイルサービスを取り入れましょう。

必要な資格や許可

訪問介護でネイルケアの施術をするのに必須の資格はありません。

なお、訪問介護のネイルケアはもちろん、一般的なネイルサロンでも、まつ毛エクステなど国家資格を用いた施術をするケースを除いては保健所の許可は必要ありません。

衛生管理の徹底

訪問介護で安全にネイルケアを実施するには、衛生管理が重要です。

訪問美容の衛生管理で特に注意したいポイントは、以下の通りです。

  • 使用する器具の消毒
  • 使用する器具やタオルなどの衛生的な保管
  • 施術者の健康管理
  • 外傷が発生した場合の救急処置に必要な薬品など

上記の内容を注意しておくと、利用者様が安心して施術を受けられるのはもちろん、ビジネスとしても自信を持ってサービスを提供できます。

また、病気などが理由で同じ姿勢で施術を受けるのが難しい可能性もあるため、それぞれの利用者様がストレスを感じない方法で施術をしましょう。

安全対策

訪問介護のネイルケアでは、器具によるケガやアレルギー反応が起こるケースもあるため、安全対策とトラブル対応を十分に検討してください。例えば、利用者様が誤って口に入れないように、器具など持ち込むアイテムの管理は徹底しましょう。

加えて、落ち着いた状態で施術を受けてもらうには、利用者様やご家族に施術内容や時間を伝えておくことも大切です。

訪問介護ネイルのサービス内容と料金設定の目安

訪問介護ネイルのサービス内容と料金設定の目安は、以下の通りです。

スクロールできます
種類料金設定の目安
マニキュア(ワンカラー)1,100〜3,300円
マニキュア(アート追加/本)550円
ネイルケア(甘皮処理・爪磨き)2,200〜3,300円
ネイルオフ1,100円
ハンドトリートメント(タッチケア・保湿)1,100〜3,300円
スクロールできます
種類料金設定の目安
マニキュア(ワンカラー)1,100〜3,300円
マニキュア(アート追加/本)550円
ネイルケア(甘皮処理・爪磨き)2,200〜3,300円
ネイルオフ1,100円
ハンドトリートメント(タッチケア・保湿)1,100〜3,300円

ネイルサロンやネイリストによって料金設定は異なりますが、施術料金に加えて出張料金や交通費をもらうパターンもあります。

また、継続的にネイルサービスを提供するには、利用者様のニーズに合った施術を提供することが重要です。

実際の事例と利用者様の声

訪問介護におけるネイルケアの事例は、以下の通りです。

事例1

事業所のスタッフがネイリストの資格を取得した事例

おしゃれなネイルで利用者様に笑顔になってもらうことを目的に、事業所のスタッフが資格を取得してネイルケアサービスをスタートさせた。

事例2

定期的に訪問介護でネイルケアを実施した事例

2週間に1回の頻度で利用者様にネイルケアを実施したことで、ネイリストと利用者様の関係性が構築されて、利用者様の気分が明るくなった。


上記の事例の中には、利用者様だけではなくご家族に対してもネイルケアを実施しているケースもあり、「家族の思い出づくりになった」などの声が見受けられました。

その他にも、ネイルケアを受けた方からは、「自分のことを好きなれた」「ネイルがお守りのような気持ちになった」といった声も聞かれています。

訪問介護×ネイルで感謝される仕事をしませんか?

訪問介護のネイルケアとは、ネイリストが利用者様のご自宅に訪問して、爪磨きやハンドトリートメントなどの施術をすることです。ネイルケアには、美容だけではなく、認知症の予防・症状緩和などの効果も期待できます。

もし、「高齢者向けのネイルに興味がある」「好きなネイルを仕事にしたい」という方は、ぜひ訪問介護のネイルケアを検討してみてください。

「興味はあるけど、やっていけるか自信がない」「ボランティアではなく、しっかり収益を得ながら働きたい」そう思っている方は、色を塗らないネイリストを目指す「キュアネイリスト®アカデミー」で一緒に学びませんか?

お手入れのスペシャリストであるキュアネイリスト®は商標登録もしており、アカデミー卒業後はキュアネイリスト®を名乗って活動いただけます。

アカデミー卒業生の働き方について知りたい方は【受講生の声】初めてネイルサロンで施術を受けてから1年半後には自宅サロンをオープン。もご覧ください!

あわせて読みたい
【受講生の声】初めてネイルサロンで施術を受けてから1年半後には自宅サロンをオープン。 三浦智恵美さん 40歳 大阪府在住 介護福祉士10年インディペンデントコース 石川友迦先生を知ったきっかけ 石川先生は、介護美容研究所のネイルの先生でした。在学中に先...

あなたの好きなネイルを仕事にしませんか?

キュアネイリスト®アカデミーについてもっと知りたい方は、
LINE登録ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次