訪問美容におけるトラブル5選!必要な準備や対処法も解説

まずは、訪問美容において起こるトラブルを5つ紹介します。

  • 施術を拒否される
  • 怪我を負わせてしまう
  • 介護者から想定外のオーダーをされる
  • 訪問日時の間違いや施術道具忘れをする
  • 訪問日時を忘れられる

実際に現場で起こるトラブルを把握し、万が一同じ状況になっても慌てないようにしましょう。それぞれ詳しく見ていきます。

目次

訪問美容で起こるトラブル5選

施術を拒否される

訪問美容では、当日お客さまのお宅を尋ねても、施術を拒否されるケースがあります。お客さまの中には、認知症をはじめとした疾患を抱えている方もいるためです。

認知症は脳の病気や障害が原因で、認知機能が低下し、日常生活に支障が出てくる状態です。65歳以上だと5人に1人は認知症だといわれており、感情の抑制が効かない、社会のルールが守れないなどの症状が出てきます。

訪問したとしても突然容態が変わり、施術を拒否される可能性もゼロではありません。

怪我を負わせてしまう

訪問美容におけるトラブルの中には、利用者に怪我を負わせてしまうこともあります。訪問美容では、ネイルの施術だけをするとのイメージが強いかもしれません。

しかし実際には、ベッドから移乗して施術をするケースもあります。転倒リスクがゼロではないため、最悪の場合、相手が怪我をしてしまう可能性もあるでしょう。

また、移乗がなかったとしても、ネイルの施術中に利用者が暴れることで、指先を傷つけてしまうかもしれません。ネイルの訪問美容では、相手に怪我を負わせてしまう可能性もあると覚えておきましょう。

介護者から想定外のオーダーをされる

訪問美容の現場では、稀に介護者から想定外のオーダーがくるケースもあります。

介護者と利用者の希望が完全に一致していないためです。利用者本人は満足していても、介護者から「もっとこうしてほしい」との要望を言われることもゼロではありません。

施術後にギャップが生まれないように、利用者・介護者のいずれとも綿密にすり合わせしておくのがポイントです。

訪問日時の間違いや施術道具忘れをする

訪問日時を間違えたり、施術のための道具を忘れたりするのも訪問美容におけるトラブルのひとつです。

どれだけ厳密に管理し、準備しているつもりでも、慣れないうちは起こることもあるでしょう。とくに、訪問先や利用者数が増えると、ミスが起こりやすくなります。

道具を忘れると当日訪問しても施術ができないので、十分に気をつけましょう。

訪問日時を忘れられる

反対に、訪問する日時を利用者が忘れている場合もあります。利用者の中には、認知症を患っている方も少なくありません。

どれだけこちらが準備していたとしても、最悪の場合、お金の用意がなく、施術できないこともあります。訪問日前には訪問する旨を伝えておくようにしましょう。

訪問美容でのトラブル発生を回避する5つの方法

では、どのようにすればトラブルをあらかじめ防げるのでしょうか。ここからは、トラブル防止のための具体的な方法を見ていきます。

  • 事前準備を欠かさないようにする
  • 無理やり施術しない
  • ポジティブな声かけをする
  • 介護者に協力してもらう
  • 損害保険に加入しておく

これらを把握した上で、トラブルが起こるのを避けましょう。

事前準備を欠かさないようにする

1つ目のポイントは、事前準備を欠かさないようにすることです。訪問当日には、以下のようにさまざまなトラブルが起こる可能性があります。

  • 施術を拒否されてネイルができない
  • 予定よりも時間がオーバーする
  • 訪問しても家に誰もいない
  • 直前でキャンセルの連絡が入る

どのようなトラブルが起きても良いように、ある程度起きたときの想定をしておきましょう。もっとも大切なのは利用者の性格や病状、家族の要望をきちんと把握しておくことです。

また、訪問日時を間違えないように、アプリをはじめとしたツールでの管理や当日使用する道具のチェックなども忘れないようにしましょう。

以下の記事では、ネイリストが訪問美容に使用する道具を解説しています。合わせてご覧ください。

無理やり施術しない

2つ目のポイントは、施術中に利用者からネイルするのを拒否された場合、無理やり続けようとしないことです。

認知症をはじめとした疾患のある方は、無理に施術しようとすると、逆効果になり、混乱や不安を招いてしまいます。症状の悪化に加え、暴れられたり、急に動かれたりすることで怪我につながるリスクも否めません。

施術が難しいと判断した場合は、無理せず別日に訪問するようにしましょう。

ポジティブな声かけをする

ポジティブな声かけをするのも、トラブルを防ぐのには有効です。たとえば、利用者が施術中に不安そうな表情をしているときは、ポジティブな声かけをしてみましょう。

  • 「ネイルするときれいになりますよ。」
  • 「すごく綺麗で良い色ですね。」
  • 「頑張ってお仕事した手ですね。」

相手のテンションが上がり、ネイルに対して前向きになるような声かけをするのがポイントです。万が一施術を拒否された場合でも、声かけひとつで利用者の気持ちが変わる場合もあります。

介護者に協力してもらう

場面によっては、介護者に協力してもらうのも非常に大切です。利用者の中には、以下のような病気や疾患を抱えているケースもあります。

  • 片麻痺
  • 言語障害
  • 認知症

ネイルの施術は基本的に一対一で座った状態でおこないます。しかし、症状によっては、手が震えたり、落ち着きがなかったりして施術が思うように進まないケースがあるかもしれません。

介護者である家族や介護職員に立ち会ってもらえれば、落ち着くための声かけや移乗のフォローなど、さまざまな協力を得られるでしょう。

訪問美容は、決してひとりだけで完結させなければいけないことはありません。ときには介護者の助けを借りるのも忘れないようにしましょう。

損害保険に加入しておく

トラブルに備える最後の方法は、損害保険に加入しておくことです。保険に入っていれば、万が一のトラブルや事故が保証対象になる可能性があります。

損害保険として有名なのは、全日本美容業生活衛生同業組合連合会(全美連)です。利用者に怪我をさせてしまったり、預かり物を壊してしまったりしたときに損害分の金額が支払われます。

ただし、状況によっては保証の対象外となるケースもあるので、事前に内容をしっかりとチェックしておきましょう。

訪問美容のトラブルの中には死に直結するケースも

これまで訪問美容中に起こり得るトラブルや対処法を見てきました。しかし、訪問美容のトラブルの中には、利用者の死に直結するケースもあるので、十分に気をつけなければなりません。

たとえば、2017年に愛知県東郷町の特別養護老人ホームへの訪問美容において、60代の男性が車椅子ごと転落し、死亡する事故が起きた事例があります。

翌年には、安全管理義務を怠ったとして、当時の男性理容師が書類送検されました。訪問美容中に起きた死亡事故としては稀ではあるものの、移乗をはじめとした介護の場面では、転倒をはじめとした事故は起こり得ることです。

高齢者を相手にしている以上、少しのミスでも死につながる可能性があると認識しておきましょう。

訪問美容中にトラブルが起きてしまったときの対処法

最後に、訪問美容中にトラブルが起きてしまったときの対処法について解説します。ここでは、ネイルの施術中に誤って相手に怪我をさせてしまったケースを想定してみましょう。

まず、保険に加入しているのであれば、救急と保険会社に連絡しましょう。判断に迷った場合であっても、ひとまず救急を呼ぶのが無難です。

ただし、連絡前には全面的な非を認めたり、謝ったりするのは避けましょう。保証対象外になるケースもあるためです。

万が一トラブルが起きたときは動揺せず、適切に対処するようにしましょう。

訪問美容でのトラブルはゼロではない!事前準備を徹底しよう

訪問美容に限らず、高齢者の方向けにネイルの施術をするのはトラブルがつきものです。訪問美容で起こりがちなトラブルを以下に再掲します。

  • 施術を拒否される
  • 怪我を負わせてしまう
  • 介護者から想定外のオーダーをされる
  • 訪問日時の間違いや施術道具忘れをする
  • 訪問日時を忘れられる

何が起きても慌てないように冷静に対処するためにも、事前準備を欠かさないのが大切です。最悪のケースでは死亡事故につながる可能性があります。

考えられるトラブルを未然に防げるように準備して、訪問当日を迎えましょう。

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